どうも、滝沢(@)です。
今回は「ノウハウコレクターから脱出するために必要なことを全て書きました」というタイトルでお送りします。
ノウハウコレクターと聞くと、
・勉強ばかりして情報太りしてる人
・理屈ばかりで行動が伴っていない人
といった漠然としたイメージがあります。
特に情報発信ビジネスの世界においては、ネットの情報収集や有料教材の勉強ばかりして、結果に結びつく具体的な実践が伴っていない人のことをそう呼ぶ傾向にあり、彼らはいつも、
「理屈ばっかこねくり回してんとさっさとやることやれ!」
「お前には行動力や意志力や継続力や覚悟が足りないんだ!」
そうやって色々な発信者に頭ごなしに否定され、何なら、
「そんなんだからお前の人生はいつまでも変わらないのだ!」
と、別にお前に俺の人生を語る資格ないやろが黙れよ、とカウンターパンチ喰らわせたくなるくらいの酷い言われようですww
ただ、わがはいはノウハウコレクターの時期はあって良いと思うのです。いや、なければならないとさえ思います。
知識は武器です。実践することだけが目的ではなく、結果を出すために実践があるならば、その実践の前に武装してから挑もうとするのは知性ある人間として当然でしょう。
問題はノウハウコレクター“歴”です。知識を蓄えるという行為自体に快感を覚えてしまうがゆえに、歴が長くなりすぎると緩やかに“勉強”を自分が行動しないための言い訳作りに使ってしまう。それは自分のためにも早く抜け出した方が良いよね、というだけの話なのですw
というわけで今回も今回とて、滝沢らしく抽象度高めのややこしい視点から、ノウハウコレクターの脱出方法について簡単に語ってみたいと思います。
それではどうぞ!
ノウハウコレクターの典型的な心理状態と根本原因

・ノウハウを集めただけで成長した気になってしまう
・最初から完璧を目指しすぎて腰が重くなってしまう
・消極的に情報を浴びているだけで知識が蓄えられてない
・ノウハウさえ集めればいつか行動できる日が来ると信じている
これが世間一般に言われるノウハウコレクターの特徴ですが、これらは全て、
答えを”外側”に探しに行くことで人生遠回りさせられるトラップ、に嵌っているだけです。
つまりこの答えを外側に探しに行くというムーブ自体が根本原因になります。
なので、実践者であってもこのトラップには嵌ります。
例えば、実践者の中には、SNSで同業他社の発信を見て1人で勝手にダメージを負う人がいます。
やるべきことは明確になってるのに、他人のノウハウを見て施策がブレるだとか、
自分より勢いがある人や実力者にマウントを取られて、縮こまった発信しかできないだとか、
他人の発信を見れば見るほど、自分の考えや発信のスタンス、内容に自信が持てなくなってくるわけですよね。
まあ、気持ちは分からなくもありません。
でも、ここで敢えて強く申し上げておきたいのは、そういうムーブそのものがエフィカシーの低さを露呈した行動であると認識するべき、ということです。
ただ、これは経験則で身につく感覚でもあるがゆえに、
答えを外に探せば探すほど、結果的に上手くいかなかった…
そんな失敗経験をどれだけ積み重ねたか、によるところが大きいです。なので、意味が分からない人には分からないし、意味が分かる人には分かるはずです。
…ここで千鳥の漫才を思い出した方は流石ですww
はいw
他にも、何らかのモチベーションを高めたいからといって、自分が強烈に憧れられる人物を探してみたり、自分を勇気づけたり鼓舞してくれる発信を探したり、そうやってライフスタイルや生き方の答えを外側に探しに行く、というのもこれまた抽象的には同じトラップです。
かくいうわがはいも、人生虚無りまくってた頃は、毎日一生懸命にこのムーブをしてましたww
プロフェッショナル仕事の流儀的なコンテンツを見たり、著名人や歴史上の偉人とされる人の自伝を読んでみたりして、
「自分の信念持って生きてる人に触れれば、俺の今の人生の悩みが一撃で解決されるかもしれない!」
という淡い期待をしながら、ただただ“他人の人生の情報”を浴び続けてるだけ。
「ほんまは毎日こんなことしたくない」とは頭のどこかでは分かりつつも、「でもこれが自分の人生と向き合うということなんだ!」という盛大な勘違いもしつつ、ただ時間だけが無為に過ぎていく。
人生のノウハウコレクターと言いますか、夢・目標コレクターみたいな有様です。
むちゃくちゃキモないですか?w
安心してください。わがはいは大切な大切な20代前半をこれに費やして参りましたww
そうやって、答えを外側に探しに行くムーブというのは、そもそもが自分の軸を見失ってる証拠なのです。
つまり、極めてマーケティングに仕掛けられやすい状態にあります。
本人は“答え”を見つけることが目標になってるので、その答えが正しいかどうかよりも、今の答えが見つからないというフラストレーションさえ解決できれば何でも良い、という考えになります。
その結果、フラストレーションが爆発するタイミングで、
「そうか!俺に足りなかったのはこれなんだ!」
と思い込みに行ってしまうというムーブをしてるだけ。でもそれは自分の答えじゃないからして、しばらくするとまた虚無に引きずり込まれる。ループ構造の完成です、おめでとうございますとw
そもそもが、因果関係を間違えているのです。
「外側にある“答え”なるものがないから人生もビジネスも進んでないんや!」
と考えてしまうのは、答えがないことが原因で、進んでいないことが結果という因果関係です。
そうではなく、
「外側に”答え”なるものを探しに行こうとしてることが進んでいない証拠なんや!」
と捉えられるかどうか。つまり、
進んでいないことが原因で、答えを探しに行くムーブそのものが結果である。
と捉えられるかどうか。
いわばそのムーブ自体が“風邪を引いてる証拠”だと思えるかどうか。その上で、自分の軸をブラさずに手綱を握り続けられるかどうかが大事なのです。
わがはいが、
・人生のログ取り
・感情の外部化
・思考のアウトプット
・習慣化と環境設定
をめちゃめちゃ推してる理由の1つがまさにこれです。
つまり、あらゆる答えは常に自分の中にある、のです。
そこから目を背けされられていること自体が、外部からの刺激に対する誤った反応なのです。
情報発信ビジネスにおいても、わがはいは常々、
自分のデータで勝負しろ。
と申し上げておりますが、これも同じ理由です。
そもそもノウハウというのは、他人の実践データを抽象化したものに過ぎません。
確かにそこに再現性があれば、それを勉強することには意味があります。これまで、先行者の人たちが実践を通して獲得してきた知見を使えるなら、そんなものは使った方が良いに決まってます。
それをしないのは、歴史からモノを学ばない奴ぐらいアホです。
ただ、実践フェーズに移ってからは、あくまで自分のデータありきの話になる。
自分のデータで勝負してないなら、いつまで経っても“自分のノウハウ”が出来上がりません。
そんな奴が、一体何を人に教えられることがあるのか。
だいぶ口悪いですけども、心からそう思っておりますww
ノウハウコレクターから真の意味で脱出する方法とは

つまり、ノウハウコレクターは必ずしも初心者にとっての登竜門、というわけではなく、何なら実践者の多くがこのトラップに引っかかっている。
ノウハウコレクターを馬鹿にしてる奴らもまたノウハウコレクター
そんな、食物連鎖的なフラクタル構造になっている。これこそが資本主義のトラップです。
情報発信ビジネスのコンセプトや商品を作って、いざ意気揚々と発信するフェーズに移ったタイミングで、
「そもそも何を発信すれば良いのかわかりません」
「どんな発信をすれば集客できるか分かりません」
「コンテンツのネタが尽きてきて発信が停滞してます」
と悩む人がいますが、だいたい彼らの多くは、
「アウトプットできないからもっとインプットしよう!」
と考えてしまいがちです。でも、これまた視点が逆なのです。
アウトプットできるようになりたいなら、今すぐインプットをやめることです。
いつもいつもSNSで他人の発信ばかり見て、結果が出なけりゃすぐ他人のノウハウを追いかけて、人生に迷い始めたらネットや本に生き方の答えを探しに行く。
これを今すぐやめろと。そうやってインプット過多になってるから、自分のアウトプットができないのです。
外部から入ってくる情報が多すぎて、その情報を頭の中で整理したり処理したりすることに脳のリソースの大半が奪われてるだけ。
ここには感情的な情報も含まれます。他人の言動といった外的情報が原因で頭の中に感情が立ち上がってくるわけなので、感情に囚われやすい人が、感情の外部化を習慣化するべき理由もこれです。
そうやって外的情報の整理が追いつかないせいで、頭の中に色んなアプリが立ち上がって、そっちに消費電力持っていかれてるみたいなイメージ。
だから頭が重い。心も重い。
で、これそのものも風邪でっせw、というわけです。
今必要なのはインプットを減らすこと。情報を断捨離して頭の中のゴミ屋敷を掃除すること。そうすれば誰でも自ずと脳のリソースは空いてくるのです。
そもそもこれをせずに深い思考などできるわけがありません。つまりこれが、質の高いアウトプットが出来る土壌づくりになります。
その上でアウトプットするから、アウトプットの質が上がるのです。
情報発信ビジネスで言えば、
・事業の期待値を高めるための1人作戦会議
・PDFや動画といったまとまったコンテンツ作り
・目の前の売上を伸ばすための施策のアウトプット
・自分のデータを整理したり分析してPDCAを回す
・自分の人生の深掘りを進めてそれをビジネスに活かす
こういったもの。本業でやってる人ならば、これを1日2時間確保できるようになるのが目安です。
わがはいは「朝のルーティンめっちゃ大事マン!」みたいなことを言うんですが、それは全てこの時間を確保するためです。
脳内のキャッシュが一番少ないのは午前中。夜になればなるほど”今日あった出来事”でキャッシュはどんどん溜まっていくので、起きてからまず頭がシャキっとするルーティンをして、インプットなどはせず、時間密度の高い2時間を過ごす。
そのために朝のルーティンがある、という順番です。
アウトプットの質というのは、アウトプットすればするほど上がってきます。
アウトプットを習慣化することによって、アウトプットの質も同時に上げることができるのです。
で、これを継続してると緩やかに、アウトプットするためにもっとインプットが必要になってくる、という正しい感覚が初めて立ち上がってきます。
「もっと良いアウトプットするにはもっと良いインプットをしなければ!」
という体感が得られてきます。
で、このアウトプット習慣を前提とした上でのインプットとなって初めて、インプットの質というものが上がるのです。
例えば大学受験ならば、試験で点数を取るためのインプットになってない人のことを勉強ができない人と言うわけで、スポーツならば、試合で勝つための練習をしていない人のことをスポーツができない人と言いますが、それもこれと同じ話です。
インプットが下手な人はアウトプットが下手であり、アウトプットが下手な人はインプットが下手なのです。
インプットはアウトプットを前提とするべきであり、アウトプットはインプットを前提にするべきなのです。
とまあだいぶややこい言い方してしまいましたけどもw、
情報発信ビジネスというのは、この能力を高めれば高めるほど結果が出る競技、そんな側面もあるわけですね。
ノウハウコレクターが成功しやすいビジネスはあるか

ノウハウコレクター気味な人というのは、本来はインプットに優位性があるはずです。知的好奇心が旺盛だったり、情報空間上に臨場感を持ちやすい、つまりIQが高い傾向にあったりします。
でもその特性によって行動が伴わなくなってしまうことがある。
現実よりも空想の世界に行ってしまったり、実践よりも理論を組み立てることに夢中になってしまったり、得意なインプットに逃げてしまったりしてしまう。
でも、そもそも特性自体に良いも悪いもありません。ただ自分の特性が弱みとして現象化してるだけです。
であれば、なるべく弱みとして現象化させず、強みとして発揮されるようにすれば良いだけ。何も性格や特徴を変える必要は一切ありません。
そして、この特性を最大限優位性として発揮するためには、
「実践をすることが一番のインプットになるんや!」
ということを自分の中で腹おちさせることができるかが勝負です。
まず実践というアウトプットによって、結果が得られる。
その結果自体にも、良いも悪いもないのです。結果というデータが得られるだけです。
そして結果という自分のデータを分析して、考察して、新しい仮説を立てる。
このサイクルを回すことこそ、一番インプットが捗る方法。インプットが捗った結果、アウトプットが捗る方法なのです。
何が言いたいかというと、散々ノウハウコレクターをdisって参りましたがw、
ノウハウコレクター気質であることを否定する必要は一切ない、ということです。
おそらくあなたは知的好奇心が旺盛で、頭の中でゲシュタルトを構築する能力が高いはず。
であれば自分のデータから法則性を見つけ出したり、その知見を深めていく才能も欲求も人よりも強いのです。
つまり、実践をすればするほど磨きがかかるタイプなんです。
実践をすること以外に、自分のノウハウコレクター気質という特性を優位性として活かす方法はないのです。
いや、ノウハウコレクター気質だからこそ、あなたは死ぬほど実践に向いてるのです。
まとめ

というわけで、ノウハウコレクターについて語ってきました。
若干禅問答くさいニュアンスになってしまった気もしますがw、別に何も理屈をこねくり回しただけの話ではなく、極めて現実的かつ実践的な話をしたつもりです。
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という最後の告知も終えたところで、今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!それでは!